【独学】中小企業診断士|(教材編)資格への挑戦開始から取得までを公開!

いろいろと教材を比較して、回りくどい説明を記載しても迷うだけなので、私が実際に独学を進めるうえで利用した教材を厳選してご紹介しています。

その後に、利用した教材についてのコメントをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

1次試験向け教材

中小企業診断士の資格取得に向けた、独学者向けの教材のうち、まずは1次試験向けのものを記載していきます!

全容を知る/スタートアップテキスト

まず、1次試験を受けるとか受けないとか考える前に、そもそも中小企業診断士とは何ぞや?という事を全体的にまとめたものを読みたかったので、「中小企業診断士スタートアップテキスト」を購入しました。

 

中小企業診断士試験の範囲が全体的に網羅されており、中小企業診断士とはどんな仕事をするのか?どんな内容が試験の範囲に含まれるのか?どんな勉強をすればいいのか?といった基礎的な部分を理解できました。

一方で、書籍の中で著者の方も少し記載されているのですが、正直に申し上げると、この内容を読んだだけで試験に受かるという事は非常に難しいと思われます。

当初より、資格試験に向けた興味を持つことができるようになったという目線でこの本を読んでとてもよかったので、できれば皆さんにも読んでいただき、興味をより深めた上で資格取得に向けた勉強に進んでもらえたらなと思います!

なお、私は通勤時間を含めて半月ほどの間で2回ほど全体を通し読みしました。

試験勉強(インプット)/スピードテキスト

次に購入したのは、TACさんから出版されている「最速合格のためのスピードテキスト」、通称スピテキです!

言わずもがなですが、試験対応テキストとして中小企業診断士の試験科目ごとに1冊ずつ刊行されており、各科目についてじっくり読み込んで知識を深めていくことができます。

読み進め方は人によると思いますが、私の場合は、さーっと全体を通して読んだ後、2週目からじっくり読み込んで気になった部分や大事だと思った部分には付箋を貼るなどで記録していきました。

テキストには過去の本試験に出題された項目につき、年度や問題番号がマーク表示される等の工夫もされているので使い易かったです。

長らくの間、通勤時間のお供になってくれた書籍で、1次試験を受験するまでの間、基本的にはローテーションで読み込んでいました。

試験勉強(アウトプット&インプット)/過去問マスター

スピードテキストで知識をインプットすることがある程度できたら、今度はアウトプットの計測が必要になります。

そこで利用したのが同友館さんから出版されている「論点別・重要度順過去問完全マスター」です。

こちらもスピテキ同様に中小企業診断士の試験科目ごとに1冊ずつ刊行されており、各科目について基本的な問題から特徴的な問題まで幅広くまとめられています。

この過去問マスターの良い部分は、問題に対する解説が1問ずつ記載されているので、問題―解説の対比をいちいちページを飛ばして確認する手間を省くことができて、インプット(テキストで学ぶ)→アウトプット(問題を解く)→インプット(解説を読んで知識強化)という流れで勉強しやすくなるのがメリットです。

私は、スピテキを2回程通し読みしたぐらいから過去問への挑戦にも取り掛かり、通勤はスピテキ・帰ったら過去問というローテーションを繰り返していました。実際に過去問マスターから学びなおして知識として吸収できる事が多かったので、受験生必読の一冊だと思われます。

試験勉強(アウトプット)/集中特訓財務・会計計算問題集

一次試験の問題集として、過去問マスターの他に加えたものとしては、私の場合は初回挑戦の結果で「財務・会計」が科目合格となっていなかった事から、二年目の合格に向けて知識強化を行うため、集中特訓の計算問題集を購入しました。

この問題集には財務会計に関する様々な角度での問題が詰め込まれています。

本番の試験に近い問題を中心に、少し捻りを効かせた問題に取り組むことが出来ます。

この問題集の設問に慣れ、内容の理解ができたならば、実際の本試験においてすべての設問には答えられなくても、全く計算ができない!頭が真っ白になってしまう!という事態は回避できますし、しっかり合格ラインである60点を確保する事は可能だと思われます。

私は、こちらの問題集をしっかり取り組んでから臨んだ二年目の本試験では、自己採点した際に80%の得点でしたので気分的にも安心して2次試験に取り組むことが出来ました。

ちなみに、この書籍は2次試験の問題も掲載されておりますので、2次対策でも同様に活用可能です。

試験勉強(アウトプット)/過去の本試験

そして何といっても最後は、過去の本試験ですね!

中小企業診断士試験はWEBで公開されていますがPDF形式のため、少し勉強しにくいのと、回答はありますが解説はないので知識を積み上げていくというには少し要素が不足していますね。

そこで、独学を進める当サイトでは、1問1答形式で挑戦できるようにまとめて、受験生の皆様が利用しやすくなるように対応させていただきましたので是非ご活用ください!

※過去問については直近のものから掲載し、随時追加していく予定です。

最後のアドバイス/百聞は一見に如かず!

上記、私が利用した1次試験のテキストや問題集ですが、大きめの書店に行けば、ここでご紹介した以外のテキストや問題集なども販売されています。

個人的な考え方を述べさせていただくと、私を含め、ネットでの情報や合格者のお勧め情報等については一旦参考にした上で、是非、書店で一度はご自身の手に取って中身をさっと読んでみてください。

それぞれの内容は、大手の出版社さん達が自信をもって刊行しているものだと思いますので何かとんでもない抜けや漏れがあるという事はないと思いますが、出版社ごとに文章構成や文字の色味、紙質、まとめ方などの特徴がありますので自分にあったものを探すというのが大事です。

テキストや問題集は1冊で数千円するので全科目分を揃えると結構な出費になる事や、独学での挑戦の場合は長期に渡って自分と共に戦ってくれる相棒のような書籍たちになりますので、その場で悩む場合はすぐに購入せず、吟味した上で購入してみてください。

内容が確認できていれば、購買量が多くなり書籍としても重くて嵩張るので、家に届けてもらえるネット購入がお勧めです!

最後にとっておきの注意ですが、法令が更新された内容については1次試験の問題として出題割合が高くなる傾向がありますので、テキストの記載を注視することや、中小企業白書の関連データとにらめっこする等の対策は行って損はないと思います!

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2次試験向け教材

続いて、2次試験向けに購入した書籍をご紹介したいと思いますが、基本的には2次試験の対策というのは、試験の概要を知る→合格のために必要な知識を得る→特訓!の繰り返しで対応しました。

全容を知る/ふぞろいな合格答案

そこで、まず手に取ったのは、中小企業診断士の2次試験ではおなじみの、同友館さんから出版されている「ふぞろいな合格答案シリーズ」です。

最新年度のものは、前年の2次試験(事例)について、合格者の答案記載内容などを元にした解説、模範解答案などが掲載されており、そこに辿り着くまでに必要な着眼点や見落としがちな内容の分析などを、対話形式のやりとりで面白おかしく記載してくれています。

対話形式の内容が苦手な方もいるかもしれませんが、要件をまとめることの重要性や、何が加点されて何が得点に結びつかないのかなど、2次試験の形式や回答の骨子を学ぶには良いのではないかと考えております。

試験勉強(事例別の知識など)

2次試験の全体概要を理解したら、次は実際に必要な知識をインプットしていきました。

私が購入したのは次の2冊ですが、他の出版社さんからも様々な参考書が出ていますので、1次試験の時と同じく、実際に足を運んでみて確認してくださいね!

 

上記の2冊の書籍において、私の勉強方法としては以下の通りです。

  1. 「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」を最初に読み込み、各事例に対応する知識やワードを学習して材料を頭の中に揃える
  2. 事例Ⅳについては、「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」でより詳細に対策を行い計算問題を本質から理解できるまで何度も繰り返す

特に「事例Ⅳの全知識&全ノウハウ」についてはしっかりと何周もやり込んで必要な知識や考え方を獲得していきました。

なぜかと言いますと、財務・会計の知識が不足しているといった点以上に、正解や得点について相対評価で得点の取り方が分かりにくいといわれている中小企業診断士2次試験において、事例Ⅳは唯一数字で正解を導けるからです。

事例Ⅳが苦手だと思われる人も多いようですが、そこで手を付けないのではなく考え方を変えて、何度も取り組んで理解することで得点源にし、他の受験生と差をつけられるように取り組んだ方が合格への近道になるのではないかと考えています。

特に、経営分析、意思決定会計、CVP計算は頻出問題なので習得は必須です!

これらの書籍は読むだけではなく、実際に問題を解くことが何よりも大事です。

最初は分からなくてもいいので繰り返し繰り返し挑戦してみてくださいね!

試験勉強(総仕上げ)

こうして一通りの知識習得が出来たところで、最後にこちらを活用しました。

 

こちらのシリーズについては、直近のものではないですが過去10年に渡る2次試験のデータとふぞろい流の解答案がとりまとめられています。

実際に自分が過去問として挑戦し、解答案や解説と比較することで、自分の解答との違い等に気づくことができると思います。

また、多年度の試験問題が掲載されているので同様にトライできますので、事例ごとの特徴や解答の傾向などを掴むことが出来るようになり、合格答案に自分の答案を近づけていくことで本試験合格への道が拓けてくるのではないかと思います!

ただし、あくまでも過去問は過去問であり、本試験は全くの別物です。

過去問チャンピオンになっても意味はないので、その点には気を付けながら言葉の引き出しを増やし、与件文の読み込みスピードや要点に気付ける力を養ってみてください。

また、2次試験向けの教材として私が利用してたのは、上記でご紹介した教材に加えて1次試験でも活用した「集中特訓 財務・会計 計算問題集」になります。

これらを1次試験の合格の目途が見えた日から、じっくりじっくりでも着実に取り組んで、本番の日を迎えるまでやり切った次第です。

まとめ

1次試験終了後や、合格日から2次対策を始めた場合には非常にタイトな日程の中で勉強時間を確保していかなければならない状況になると思いますが、そうした時間が無い中で、少しでもこの情報が独学での中小企業診断士合格を目指そうとする皆様にとってお役に立っていれば幸いです。

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